☆☆☆鍼灸治療の治療例☆☆☆
ここ数ヶ月以内に来院していただいた患者さんが訴えられた症状とそれに対する治療法を簡単にご紹介いたします。
○治療例1
- 初診日 平成20年 5月1日
今朝 起床後 寝具を押し入れに収納している際 「ギクリ」と腰に電気が走った感覚があり その直後から 自力で 歩行もできないほど痛みが強くなり どおすることもできないと訴え ご主人に体を支えられながら 来院され
来院時は、治療用ベッドへ 仰向けに体をするのがやっとでした。
治療は、患部を触ると熱感がありましたので
まずは手足のつぼに刺さない鍼を使って治療を行い 患部の腰部は、仰向けの状態から体を動かせないため 患部の処置は、行わずに治療を終了しました。
- 第2回治療日 5月2日
今日も実父に体を支えられながら来院されましたが 昨日は、ベッドに体を仰向けにするのがやっとで 体を動かせなかったのですが 今日は ゆっくりですが 自力で 体を横向けにうごかせるように快復されておられ 治療は、初診の治療に加え 患部の腰部にも 軽めに治療を行いました。
- 第3回治療日 5月3日
今日は、杖をつきながらですが自力で歩行して来院され ベッドへ うつ伏せで上がられ
寝ている状態で体を動かしても痛みは、ほとんど感じない程度までになったとのことでした。
ただ 歩行時に体を伸ばすことができないと訴えておられましたので 治療は、患部の腰部を入念に治療を行いました。
- 第4回治療日 5月4日
今日は、歩行時も体が伸びるようになりほとんど痛みも無くなったとのことでしたので 今回で治療を終了しました。
- 考察
この患者さんは、2年ほど前にも同じような症状で来院いただきましたが今回も症状 発症直後に来院いただき 私の指示を素直に聞き入れていただいたことが 4回の治療で完治できた要因だと考えております。
治療例2
- 初診日 平成20年 4月25日
今日は、背中から左 腕にかけての痛みと 左 胸の圧迫性の痛み それと 全身 疲労感を訴え 体を動かすのも辛いと言って来院されました。
よくお尋ねしてみると 数日前に姑を亡くし お葬式などの行事が続き 精神的にもかなり心労が続いたとのことでした。
治療は、刺さない鍼を使って 手足の つぼに 軽めに治療を行い 患部の 背中と 左 腕・胸にも 軽く 刺さない鍼を使って治療を行いました。
- 第2回 治療日 4月26日
前回の治療後 かなり 全身の疲労が摂れ 体が楽になったと言って 笑顔も見せられましたが ただ まだ 背中の痛みと 左 腕・胸の痛みは、残っているとのことでしたので 治療は、前回の治療に加え 患部の背中 左 腕・胸を特に入念に行いました。
- 第3回 治療日 4月27日
今日は、初診時に感じていた全身の疲労感は、全て摂れ左 腕・胸の痛みもほとんど感じない程度まで快復したとのことでしたが 背中の痛みが 腰へと 何か移動した感じで 今日は、腰を伸ばすことが辛いと訴えておられましたので 治療は、腰を重点的に治療を行いました。
- 第4回 治療日 4月28日
今日は、腰も伸びるようになり 左 腕・胸の痛みも 全く 感じなくなったとのことでしたので 今回で治療を終了しました。
- 考察
この患者さんは、心の動揺が 体調に顕れたものですが 治療は、このような訴えであっても 手足のつぼを使って 脉を整える治療が有効であることの証明だと考えております。
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